没個性を称えよ、個性を解放せよ

ベッドに鎮座する人体風の奇怪なオブジェの落書き

学生向けAll Free cafe を覗いた

前回の投稿から1か月くらい経った。最近携帯からツイッターのアカウントを排除いたしたので今まで逐一ツイッターに書き込んで消費していた出来事をある程度まとめて記録(記憶)するようになった。

 

本日は3連休の最終日だ。といっても,特段遠くに出かけたりはしなかった。いや,しなかったのではなくできなかった。本当は今日は朝から奈良に出かけたかったので,レポート2つを前日夜までに終わらせ1日気兼ねない時間を作ろうとした。が,皮肉なことにレポートを終わらせるために徹夜した結果,起きたのは正午少し前,そこから奈良に行っても十分回れないような,どうしようもない起床を敢行してしまった。

 

 

さらに,それでもまだ奈良行ける...!(諦めが悪い) と思って大急ぎで準備していた矢先,他県に行く時に使う最寄りの駅が爆破予告で立ち入り禁止になってしまった。封鎖時間はさほど長くなかったそうだが,その報を受け完全にモチベーションを失ってしまった。

 

仕方がないのでいつもの週末のように当てもなく河原町(京都市の繁華街)まで出かけ,いつものように音ゲーをした。なんと代わり映えのしない退屈な日常であろうか。そのように半ば自分に呆れながら機械的に歩を進め,あとは買い物をして帰ろうかとした。

 

しかし,ある事を思い出した。

 

それは,Flying Tiger 京都店(サブカル雑貨店)の3階に,学生向けの「All Free cafe Hygger」というものができた事だった。普段からマックの割引券や知るカフェ(企業が出資し学生にタダで飲み物と色々を提供してくれる場所)で乞食しまくっている意地汚い大学生なので,All Freeという言葉には弱かった。

 

あまりに退屈で気が狂っていたためか,そこがどんなものか覗いてやろうと考えた。
前座が長くなったが,今日の話題はそのカフェについてである。私がわざわざ人身御供になって手に入れた情報をフリーでとくと味わうがよい。

 

hygger(ヒュガー) | 学生限定 All Free Café

について

 

まあ場所はさっき書いたしリンク先を見ればわかるので省く。
インスタ系サブカルの女子であふれるFlying Tigerの店の奥,アメリカの幼稚園の壁に貼ってありそうなイラストが視界を彩る階段を上った先にその店はある。

 

3階スペースに入ってすぐ右手に受付があり,奥の席にスタッフが座ってスマホをいじっている。スタッフの兄ちゃんは,いかにも私大の広告研究会所属で夏は浜辺で仲間と中指立てた写真撮ってそうな風貌の青年であった。正直この時点で「あっやべえ」って気はしていた。この店が陰キャには死ぬほど向いてなさそうな性質を持つことが直感的に感じ取れたからである。

 

初めて来た旨をスタッフの兄ちゃんに告げると,ラインの登録とこの店のシステムについて説明された。なんとこの店,All Free と言う看板を掲げながら,しっかり入場料(500円)というものを設けている。知るカフェのようにタダ飲料乞食を狙っていた私としては「あ^~やっぱりかやっぱりね^~はいはいはいはい」と言う落胆を覚えた。まあ市場様が消費者にAll Freeなんて優しいオプション出すわけないか。

 

内心の動揺を悟られないように500円を支払うと,兄ちゃんはそこにおいてあるドリンク飲んでいいから,と言いながら席に戻りまたスマホをいじり始めた。ドリンクメニュ―はアップルジュース・オレンジジュース・ウーロン茶・常温コーヒーで,カウンターに置いてある紙コップを取って自分で勝手注ぐシステムだった。杯数に制限はない。

 

窓側の席に座り,とりあえず携帯バッテリーをコンセントにつないだ。この店では飲み物の他にWiFi,コンセント,ホワイトボード,卓球台,wii が開放されていた。なおWiFiには何故か繋げられなかった。自分の携帯が悪かったのだろうか。

 

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Hyggerの店内 人が少なかった。

 

テーブルに転がっていた小冊子にこの店の概要が書かれていた。"地方創生"が理念で"ギョーセー"に認められた”新しい価値を創造する場”らしい。ミサワみたいな宣伝文句だな... 

 

まあ立地や理念からわかるように,この店の客として想定されているのは起業家(になりたい学生),ノマドワーカー(になりたい学生),学生団体などの学生でありながら社会にムーブメントを起こそうとお考えの素晴らしい方々のようであった。うちの大学の左翼団体もここ使えばいいのに。

 

ぼんやりしているだけなのももったいないので,想定されているであろうここでの過ごし方を体験しようと思い,家から持ってきた本をこれ見よがしに取り出し,サブカルクソ陰キャのふりに徹しながら店内を窺うことにした。ところが,あまりに店内BGMがうるさすぎる(そしてTV的過ぎる)ため耐えられず耳栓を付けた。耳栓をつけてもいやおうなしにBGMが聞こえてくるので諦めて外した。さらに追いうちをかけるように,フリードリンクの常温コーヒーは私の味覚に痛烈に納豆味を刻み付けていった。

 

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サブカルクソ陰キャのふり

 

しばらくすると,起業家の卵様や大物インスタグラマーの卵様様がやってきて,各グループで「新しいサービス~」「”仕組み”が~」「バズりの決め手が~」という大変高尚難解にして,何物でもない私のようなサブカルクソ陰キャには耳に入ってくるだけでも恐れ多い話をお始めになったので,入店1時間と経っていなかったが足早に退散した。皆皆様方とても忙しそうに「忙しそうにする」をされていたので毎日が退屈な私はチキってしまった。

 

かくのごとく,
hygger(ヒュガー) | 学生限定 All Free Café」は非常に刺激的な空間であったが,激しく人を選ぶ性質があるようだった。サブカルクソ陰キャは立ち入ってはいけない。最後に教訓を兼ねて,来店のメリット・デメリットをまとめておく。興味を持っている諸氏は熟読必至の事。

 

【メリット】
・(うまくつなげられれば)Wi-Fiが使え,充電もできる
・ホワイトボードとWiiと卓球台も使える
・流石にサブカル雑貨店の上なので小綺麗
・連日人の多い河原町の喧騒を回避できる
・耐えられるならまあそれなりにゆっくりできる
・”高い意識”を持った”最高の仲間”に出会えるかもしれない

 

【デメリット】
・All Freeだが入場料(500円)かかる(この点に関しては2000円払えば年パスくれるので継続的に利用するならデメリットと断言はできない)
・陽キャ系サブカル様のための空間である
・BGMがでかすぎる 耳栓貫通
・いやマジBGMでかすぎるやろゲーセンか
・喧騒を避けWiFiと充電確保するだけならサンマルクカフェに行った方が安い
・フリーにされてるドリンクがまずい(多分紙コップもドリンクも2軒隣の業務スーパー仕入れている)

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以上の比較をよく飲み込み利用されたし。

陰キャは素直に知るカフェかサンマルクに行っとけ。

 

【感想】
まあ河原町だし場所代嵩むんやろうなぁ...
でも”フリー”ドリンクはよくないよぼくみたいな世間知らずのオタクが引っかかって嫌な思いしちゃうでしょ