没個性を称えよ、個性を解放せよ

ベッドに鎮座する人体風の奇怪なオブジェの落書き

免許合宿雑記

今日、免許合宿が終わり、実家に帰ってきた。AT普通車限定だ。

正直この先マイカーを持つことなんてないんじゃないかと思っているが、もしかしたら旅先でレンタカーを利用したり仕事で運転したりするかもしれないので、日本人らしく雰囲気に流されて取りに行った。

 

チキンな性格なので当然1人で行くことはせず、高校同期を3人かき集めて計4人で計画した。話が決まったのは3月あたりだったがモタモタしていたらどこの合宿式教習所も空きがなくなり、GWに入ってギリギリで鹿児島県阿久根市の某教習所の予約を取ることができた。

 

瞬く間に大学の前期が終わり、夏季休暇に入り即入校となった。阿久根という土地は昔行ったことがあったので、包み隠さず言うと車がないと不便な田舎(だからこそ教習所があるのだろう)ということは弁えていた。が、やはり、新幹線駅から送迎バスで阿久根市へ向かう間はどんどん景色の内の緑が占める割合が高くなり、我々都市生活根暗パーティは精神的ダメージを食らった。

 

教習所に着くと平屋建ての小さな校舎とコースが現れ、その時は何を感じるでもなくただ「競輪場みてーだな」と思った。入校手続きでK型心理検査を経て、早速学科・技能が始まった。

 

学科はひたすら教科書の強調部分を講師が繰り返すのみだったので、ただただ眠かった。実際3分の2以上は居眠りしていた。まあ、聞かなくても効果測定(習熟度テスト)や仮免学科試験は1発で受かる。なぜなら殆どがモラルを問う問題だったからだ。

 

一方技能はいちいち気苦労した。車を動かす事自体はさほど難しくはないが、車両感覚を掴むまではあたふたする。というか卒業した今もあまり掴んでいない。また、諸機器の操作や道路の特性に対する反応なども、頭ではわかっていても最初は中々実行し辛い。まあこれも回を重ねれば慣れる。初めて自転車に乗る時と同じことだ。ただ、教官によって言うことに差があるのは勘弁してほしかった。

 

教習の印象は大体上記のようなものだが、今回の免許合宿で記したいことはむしろ教習よりも不慣れな場所での余暇をいかに過ごしたかということだ。教習は学校に行って言われたことをしておけばいつの間にかできるくらい簡単だ。

 

今回我々が選んだ(選ばざるを得なかった)のは教習所が所有するアパートでの自炊共同生活プランだった。部屋は4人でアパート2階の和室2間を借りることとなった。

 

このアパートは(予想はしていたが)古く、さらにほぼ森の中に建っていたので、やたらめったら虫が出た。バッタや蝶ではなくGや蛾やクモの類である。正直自分はG以外はそこまで嫌悪はなかったが、同行者には堪えたようだった。

 

また、食の問題もあった。最寄りのコンビニ・スーパーがひたすら遠い。そりゃまあ仕方ないのだが、都市生活で甘やかされてきた我々には少々辛かった。しかも、結局まともに自炊をすることは2回しかなかったので、ほぼ毎日朝夕の主食はカントリーマアムかおばあちゃんのぽたぽた焼きだった。知能が低下した。

 

(続く)