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無気力やばみが深い日記

ベッドに鎮座する人体風の奇怪なオブジェの落書き

京都の歩き方一考 その2

さて、前回下鴨神社で穢れを払い良縁を祈願した我々は、下鴨神社に背を向けて南東方向へと歩く。

 

15分ほど歩くと百万遍交差点という優良交通国家日本にあるまじき自転車最優先交差点が出現するので、その南東部分へ渡ろう。この付近にある怪しい鉄門をくぐり、その施設内を道に沿って南に歩けば、我が恥ずべき京都大学の玄関口、時計台前広場へ到着だ。時計台と大きなクスノキが目印である。

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時期によっては左派のバリケードストライキ大好きサークルやその関連団体により謎の主張が書かれた立て看板がおいてある。歩き疲れた我々がクスノキの木陰で休んでいると、西側には縄跳びサークルの練習風景を観察できる。お腹が空いたら時計台南西にあるレストラン・カンフォーラに行こう。ここのメニューは美味しいし安い。生協がバックに居るからだ。

 

さて、小腹を満たした我々は京大正門を出て左手に向かう。すると、丹塗りの鳥居が見えてくる。これは吉田神社だ。吉田神社吉田兼好一家である吉田家が創始した「吉田神道」の総本山で、ここへの参拝は日本全国津々浦々の神々に一気に祈るのと同じ意味があるらしい。ただ学生が単位取得を祈願すればその単位は落ち、カップルが円満を祈願すれば半年以内に別れ、会社役員が繁盛を祈願すれば年内に倒産するという曰くがある。

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吉田神社の坂道を登っていき本宮の裏にある鳥居から外に出て少し歩くと、右手に謎の階段が見えてくる。これを登ると、神楽舞台のようなお社がある。これは、宗忠神社である。宗忠神社は宗教法人黒住教の教祖・黒住宗忠と同教の主祭神天照大神を祀る神社だ。黒住教は幕末に生まれた教派神道十三派の一つであるが、主祭神主祭神なだけあって伊勢神宮と仲が良く、伊勢の遷宮の度にもう使わなくなった材木を譲り受けているとのこと。ここは、夏に来ると夥しい数の蚊がいるが、高台にあるので眺めがよい。

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(宗忠神社の表鳥居)

 

宗忠神社を表鳥居から出て少しまっすぐ歩けば、石畳が敷かれた真如堂が見えてくる。私の一番お気に入りの寺だ。

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真如堂天台宗の仏閣で、境内に立派な三重塔を持つ。紅葉の名所でもあり、シーズンになるとどこから聞きつけるのか観光客でごったがえすが、秋以外は人はほぼ来ない。本堂に入ることができ、不思議なことに夏も冬も最適気温が保たれている。寺には珍しく、おみくじ(50円)がある。このおみくじは密教式で、しかも代金をお賽銭?として扱っていい。経済的。庭もステキだ。ここは京都に来た友人に必ず案内している。唯一まずいのは、年中問わずなぜか刺すタイプの虫がいることだ。夏の暑い日はここの本堂の隅っこで居眠りするのが好きだった。